結婚指輪と婚約指輪について考える


昔、テレビやドラマ、本などでは「給料三ヶ月分」といって女性に指輪を贈っているシーンを30代前半の男性は見たことがあるかもしれない。
そして、多くの人が勘違いしていることだが、これは結婚指輪ではない。
では結婚指輪とはなんなのだと悩む人のために、結婚指輪についてお話していこう。

エンゲージリング

エンゲージリングと聴くと、多くの人は結婚指輪を連想するだろう。
しかし、エンゲージリングとは「婚約」指輪であり「結婚」指輪ではない。
結婚指輪はマリッジリングといい、エンゲージリングとは別物なのだ。
婚約指輪と結婚指輪、この2つの違いは、ペアであるかそうでないかという点にある。
エンゲージリングとは、結婚を約束するために男性が女性に送りつけるものである。
一方、結婚指輪とはお互いが結婚をしたという証になるものであり、女性も用意して男性に手渡すものだ。
つまり、男性は女性に指輪を2つ用意しなければならないということである。

結婚指輪を選ぶ

エンゲージリングで給料三ヶ月分なら、結婚指輪はもっと豪華にしなければならないのか。
と悩む人もいるかも知れないが、大事なのは値段ではない。
もっと気をつけなければならないのは、デザインだ。
婚約指輪は婚約の証として贈るものであり、身に付ける期間は一時的なものだ。
そのため、多少ご徹としたデザインでも問題はない。
しかし、結婚指輪は基本的に常に身につけるものだ。
つまり、毎日身につけなければならないので、ご徹としたデザインだと非常に邪魔になる。
結婚した人の手元に光る結婚指輪を見ればわかるように、ほぼ全てがシンプルなデザインをしているのがわかると思う。
よって、飾り気が少なくても良いので、シンプルかつ見栄えの良いものを選ぶことになる。

結婚指輪選びで重要なこと

結婚指輪選びで重要なのは、指にはめたときに感じる違和感が殆どないということだ。身につけていて常に指に違和感があるようなものはあまり良いとはいえない。
圧迫感もユルユル感もなく、なにかに集中しているときに指輪が妨げにならない。
そんな結婚指輪を探そう。
また、男性の中には指輪に対する知識がないためお嫁さんにすべて丸投げしようと考えている人もいるかも知れないが、それは絶対にやってはいけない。
公な夫婦初めての共同作業はケーキカットだが、夫婦になる前の共同作業は指輪探しである。
これから長いあいだつける物を探すのだから決して適当に選ぶことのないよう、一緒に集中して探すことを心がけよう。
どうしても善し悪しがわからないというのであれば、奥さんに指輪について細かく聴くのもおすすめだ。
自分でわからないものを適当に選んだり相槌を打ったりするのではなく、どんな物が良いのかという理解をしようとする姿勢が大事になるのだ。

店員さんに聴く

自分だけではなく、お嫁さんも指輪について全く無知なのであれば、一番良いのが店員さんに聴くことだ。
どんなものが人気なのか、どんなものが指に圧迫感を与えないのかといったサイズやデザイン、材質など、店員さんに聴くことで基本的なことはわかるので、後悔することのない結婚指輪選びができるようになる。
また、お店によってはオーダーメイドで指輪を作ることも可能である。
名前を彫るだけのシンプルなものから、ちょっとした細かいデザインを掘るなど、オーダーメイドではある程度自由なアレンジが可能だ。
もちろんつけ心地に影響のない範囲でのデザインとなるので、世界にひとつだけのペアリングがほしければぜひ検討してみよう。
より特別な結婚指輪ができたとき、指輪交換がより特別なものとして感じることができる。